ビズリーチは企業からのスカウト制を主軸としたハイクラス向けの転職サイトです。
従来の「守りの採用」に対してビズリーチでは企業の「攻めの採用」を推進しているんですね
企業と求職者のマッチング率が高くなって、採用のプロセスも簡略化できるのが特徴だね
そんなビズリーチの特徴・強み・どんな人にメリットがあるのかを実体験に基づいて解説します。
結論、ビズリーチを使って転職するメリットがあるのはこんな人です。
- 現状の会社からの評価・待遇に不満がある
- 経歴・保有スキル・実績がありキャリアアップに自信がある
- スカウト制を利用して短期間で効率よく転職したい
- 企業と対等な関係で転職先を決めたい
- 自分の市場価値でどこまで通用するかチャレンジしてみたい
ビズリーチの特徴と強み
ビズリーチはビジョナル株式会社の傘下にある株式会社ビズリーチが運営するハイクラス向け転職サイトです。
他の人材系大手よりもまだ全然若い会社なんですね
ユニークなビジネスモデルで人材市場を一気に登り詰めた感じだね
ビズリーチの最大の特徴はなんといってもスカウト制を軸にしたダイレクト・リクルーティングに強みを持っている点です。
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ビズリーチと他の転職サイトの求人比較表
ビズリーチと他の転職サイトとの違いを比較表にまとめました。
主な機能 | 求人数 | 東京都の求人割合 | 年収600万以上の求人割合 | 非公開求人 | |
---|---|---|---|---|---|
ビズリーチ | 求人サーチ スカウト | 143,147* | 67% | 91% | ◎ |
doda(デューダ) | 求人サーチ エージェント | 93,551 | 43% | 70% | ◎ |
リクナビNEXT | 求人サーチ | 53,215 | 37% | 9% | – |
Type | 求人サーチ | 2,649 | 84% | 76% | – |
*ハイクラス求人限定求人(年収1000万円以上)を除く
まず目を引くのが求人数の多さと高年収比率の高さですよね!
求人数だけでリクナビNEXTやdodaをしのいでNo.1、しかもその90%以上が年収600万以上の求人です。
但し、無料会員の場合は求人の「会社名」が非公開で、応募するには有料のプレミアム会員にアップグレードする必要があります。
スカウトに特化した採用スタイル
冒頭にも説明したように、ビズリーチはダイレクトリクルーティングを主軸とするスカウト特化型の転職サイトです。
従来、企業は求人を見た転職希望者から応募がくるのを待つしかありませんでした。
一方ビズリーチでは企業が主体となって気になる転職者向けに積極的にスカウトメールを送ってきます。
あれ、でも確か他の転職サイトにもスカウト機能ってありませんでしたっけ?
他の転職サイトにもオファー機能はありますが、以下のようなネガティブな口コミが多数見受けられます。
- 希望条件と合わない企業からばかりオファーが来る
- オファーが来たから応募したのに書類選考で落とされた
- 同じ会社からコピペで何度も同じオファーが届く
これはスカウトメールが「企業の募集告知」として使われることが原因で生じます。
最後に鈴木福さんが「先ずはボクのことを知ってほしくて!」と言っているのが印象的ですね
一方で、ビズリーチでは企業から来るスカウトはプラチナスカウト(面接確約)のみで告知目的のスカウトはありません。
これは即戦力を求めて集まるビズリーチならではのスカウト方式で書類選考の過程を飛ばして効率的に選考を進めることができます。
有料会員制で登録者の質を担保
ビズリーチは有料オプションを設けて転職を希望する登録者からも課金する独特なシステムでも有名です。
タレント会員(無料) | タレント会員(有料) | ハイクラス会員(無料 | ハイクラス会員(有料) | |
---|---|---|---|---|
会員ステータス | スタンダードステージ | プレミアムステージ | スタンダードステージ | プレミアムステージ |
金額 | 無料 | 30日間コース 3,278円(税込) | 無料 | 30日間コース 5,478円(税込) |
スカウト | プラチナスカウトのみ閲覧・返信可能 | 全てのスカウトの閲覧・返信可能 | プラチナスカウトのみ閲覧・返信可能 | 全てのスカウトの閲覧・返信可能 |
求人 | 検索・閲覧はできるが企業は非公開 | ハイクラス限定を除く全ての求人の検索・閲覧、応募が可能 | 検索・閲覧はできるが企業は非公開 | 全ての求人の検索・閲覧、応募が可能 |
ビズリーチには企業の幹部クラスも登録しているので「ハイクラス会員」を分けてサービスを提供しています
先ずは無料で試してみて、スカウトがなかなか来ない場合や短期集中で転職を終わらせたい場合は途中で有料に切り替えるのが効率的かと思います。
もちろん無料会員のままでもプラチナスカウトをもらって問題なく転職活動を進めることが可能です。
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【比較表】ビズリーチのハイクラス会員とタレント会員の違いは?タレント会員でもキャリアアップは可能!
どんな人がビズリーチに登録すべき?
選ばれた人のハイクラス転職サイトっていうけど具体的にどんな人がビズリーチを使うべきなのか?
ボクみたいに年収が低い人は登録しても意味ないのかな?
いや、現在年収より重要なのは人材としての市場価値の方さ
ビズリーチは以前、年収1000万円を越える求人のみを扱うハイクラス専門の転職サイトでした。
しかし現在ではビジネス拡大のためにターゲットを広げており、キャリアが浅くて一般的な職歴の場合であっても登録可能です。
年収が低い人でもビズリーチに登録できる?
現在年収は事前審査における一つの指標にはなりますが、それだけで全てが決まるわけではありません。
例えば、中小企業で海外案件を担当している場合、給料は安くても英語力や海外経験を活かして給料の高いグローバル企業に転職するポテンシャルを秘めています。
逆に、大企業に居座っただけで特段のスキルもないまま年収が上がった人は仮に登録できてもスカウトメールが来ない可能性があります。
年収は所属する業界や企業で決まり、転職のポテンシャルは保有スキルや実績で決まります
審査を受けるだけなら無料なので、年収が低くても先ずはビズリーチに登録してみることをおすすめします。
ちなみに私は20代後半、年収500万以下という状態でもビズリーチに登録できました。
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【職務経歴書がカギ】ビズリーチの審査は簡単?落ちたらどうする?審査基準や通過率を上げる方法を解説
ビズリーチの登録をおすすめしない人
ビズリーチの登録をおすすめしない人は2パターンあります。
- じっくりマイペースに転職活動したい
- 地方への転職を検討している
ビズリーチはスカウト制を主軸とするので、どうしてもメール通知や面談依頼がたくさん来ます。
また、他の転職サイトとの比較表を見てわかるようにビズリーチの求人は多くが都心に集中したものです。
- 先ずは自己分析からはじめたい
- スカウトの対応や面談はまだ早いと感じる
- Uターン/Iターンで地方への転職がしたい
こういった場合はミイダスのような適職診断・年収査定からはじめるか、doda(デューダ)やリクナビNEXTといったサーチ型の転職サイトにまずは登録することをおすすめします。
ひと目でわかるビズリーチのメリット
他の転職サイトと比較したビズリーチのメリット一覧はこちら!
- とにかく求人数が多く、質も圧倒的に高い
- 年収アップ、キャリアアップに挑戦できる
- スカウト制なので自分から求人を探す手間が省ける
- ヘッドハンター(エージェント)のランクが可視化されている
- 現在の職場にばれないセキュリティの充実
このなかでも私が実際に使ってみて特に感じたメリットを紹介します
スカウト制なので忙しい合間でも転職活動できる
転職活動で一番のネックになるのは時間の確保が難しいことです。
昼休みや休日を利用して求人を探したりレジュメを更新したりするのって大変です
ビズリーチなら厳選されたスカウトに目を通せばいいので時間が大幅に節約できます。
採用企業からのプラチナスカウト | 登録した職務経歴書で書類審査に通過して面接が確約されたスカウト |
ヘッドハンター(エージェント)からのプラチナスカウト | 登録した職務経歴書に目を通して厳選された人にのみ送られるスカウト |
ヘッドハンター(エージェント)からのスカウト | 希望条件に目を通して紹介できる案件を持つ人に送られるスカウト |
企業から送られてくるのは全てプラチナスカウトだから書類選考をパスできるんですね
ヘッドハンターのプラチナスカウトも送信回数が限られているから選考を通りやすい求人を持っている可能性が高いよ
毎日残業の日々から抜け出してホワイト企業に転職したいと思っている人にはうってつけの転職方法です!
ヘッドハンター(エージェント)ランクの可視化
転職希望者の不満の一つとしてよく挙げられるのがエージェントに対する不満です。
- エージェントが的外れな求人ばっかり紹介してくる
- 口調が高圧的でコミュニケーションがとりづらい
- とにかくメールや電話がしつこい
ビズリーチならヘッドハンター(エージェント)のランクが可視化されていて転職希望者が主体的に選べます。
ヘッドハンタースコアとは何ですか?
ビズリーチ内での転職支援実績や会員様へのアンケートデータなどから、ヘッドハンターを5点満点で相対的に評価する、ビズリーチ独自のスコアです。
引用元:ビズリーチ-“Q&A”
さらには、相性が悪いと感じたエージェントはブロックすることも可能です。
他の転職エージェントで嫌な思いをした人も、ビズリーチでは「選ぶ立場」として主体的にエージェントを活用できます。
現在の職場にばれないセキュリティの充実
ダイレクト・リクルーティングの悩みどころは自分が所属する企業もビズリーチの登録者情報を閲覧している可能性があることです。
ビズリーチに登録していることが会社にばれないか不安ですね…
ビズリーチはスカウトを主軸にしているからこそ登録者の個人情報保護が徹底しています。
まず、名前や生年月日、電話番号といった個人が特定されうる情報は企業・ヘッドハンターに公表されません。
更には以下の機能を使うことで公開する情報を限定しながら転職活動を進めることが可能です。
- 特定の企業をブロックする
- 匿名でスカウトに返信する
尚、会社にばれたくないという理由で職務経歴書を曖昧にすることは絶対におすすめしません!
それでは魅力的な企業からオファーをもらえる可能性が狭まってしまい本末転倒です。
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【ばれる可能性あり】ビズリーチの間違った身バレ対策とは?リスクを正しく理解して利用しましょう
ビズリーチの効果的な使い方と注意点
ビズリーチで転職を成功させるポイントは以下の2つです。
- いかに企業から魅力的なスカウトをもらえるか?
- いかに優秀で相性のいいヘッドハンター(エージェント)と出会えるか?
この2点を念頭にビズリーチの効果的な使い方と注意点をまとめます。
職務経歴書を充実させる
質の良いオファーを得る上で最も重要なのは職務経歴書をマメに更新して内容を充実させることです。
職務経歴書はいわば転職希望者が自身の市場価値を証明するIDのようなものです
特に以下の点に気をつけて職務経歴書を充実させましょう。
- 現職の会社名、役職、与えられている責任や役割を明記する
- これまで携わったプロジェクトと実績をできるだけ具体的に書く
- 保有しているスキル、資格、語学スコアをもれなく載せる
頻繁にログインしてメッセージをチェックする
あまり意識されていませんが、職務経歴書と同じくらい重要なのがログインの頻度です。
ビズリーチでは最終ログインの情報が企業やヘッドハンター(エージェント)から見られるようになっています。
- まだ転職するかどうか決めていない
- とりあえずどんなスカウトをもらえるのか見てみたい
- 先ずはビズリーチに登録だけしておきたい
こういった使い方をする場合でもこまめにログインしてメッセージは頻繁にチェックするようにしましょう。
注意!スカウトメールが来ないことも…
ビズリーチはハイクラス専用の転職サイトというだけあり、求人もハイレベルなものが揃っています。
そのため、中にはせっかく登録したのにオファーが届かないという場合も…
ビズリーチでスカウトメールが来ない原因は以下のことが例として考えられます。
- 年齢が低すぎてキャリアが浅いとみなされる
- 年齢が高いのにマネジメント経験がない
- 保有スキルの割りに直近の年収が高すぎる
- グローバル化に見合った海外経験や英語力に乏しい
- プログラミングなど需要のある技術を有していない
- 職務経歴書が充実しておらず転職の意気込みが感じられない
スカウトが来ない場合はまず「企業から自分の人材データがどのように見られているのか?」を意識することが大切です。
そこから原因を探っていきましょう。
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ビズリーチの特徴・強み、メリットを活かす使い方まとめ
スカウトを主軸としてハイクラス求人を中心に扱うビズリーチは忙しい合間を縫って効率的にキャリアアップを目指したい人にとって理想的といえる転職サイトです。
ハイクラスという言葉に尻込みせずに先ずはチャレンジするべきですね!
スカウトをもらって自分でも気づかなかった市場価値を見出せるかもしれないよ
- 今の会社からの評価に納得が出来ない
- 自分の市場価値がどこまで通用するのかチャレンジしたい
- 企業やエージェントと対等な立場で転職活動をしたい
このような思いを持っている人は絶対にビズリーチに登録すべきです。
職務経歴書を用意して、先ずは無料で簡単に出来る事前審査の申請から進めてみましょう。
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