doda(デューダ)は人材大手のパーソルキャリアが運営する転職サイトです。
dodaに登録すると、電話がかかってきてキャリアカウンセリングの予約を勧められることがあります。
心の準備もできていないのにいきなり電話がかかってくるとちょっと不安ですね
人によってはカウンセリングを断られたケースもあるから受けるならなるべく早い方がいいかも…
そもそも電話が苦手…
いますぐ転職したいわけじゃない…
という人でもdodaで転職を成功させるならキャリアカウンセリングを早い段階で受けることが非常に重要です。
- 事前に何を準備すればいいの?
- 当日は何を聞かれるのか?
- 断られたときの対処法とは?
実際にキャリアカウンセリングを受けてみた感想も踏まえて解説します。
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dodaのキャリアカウンセリングとは?
dodaには「求人サーチ機能」と「転職エージェント機能」を兼ね備えるという、転職サイトの中でも珍しい特徴があります。
サーチ機能では公開されている求人情報を誰でも検索できるのに対し、エージェントは限られた人しか閲覧できない非公開求人を紹介してもらえます。
つまり転職エージェントは非公開求人を紹介できる質の高い人材を探しているんですね
そして候補となる人材と信頼関係を築く第一歩がキャリアカウンセリングなんだよ
dodaにとって「いかに多くの人材と信頼関係を築けるか」は業績を左右する重要な指標です。
その中心にキャリアカウンセリングがあります。
コロナ対策期間中は電話によるキャリアカウンセリングを実施
以前のキャリアカウンセリングはdodaのオフィスでエージェントと対面で実施されていました。
しかし現在ではコロナ対策の一環として原則電話での面談に変更されています。
わざわざ移動する必要がなくなった分、以前よりはキャラカウンセリングのハードルが低くなったといえます
参考【お知らせ】新型コロナウィルス感染拡大防止にともなうdodaサービス体制について
キャリアカウンセリングの準備と流れ
会ったこともない人といきなり面談する…
ただでさえ緊張するシチュエーションですが、実際の転職活動はそんなシーンの連続です。
こういった面談のシチュエーションには早めに慣れておいて越したことはないですよ
dodaのキャリアカウンセリングは採用面接の予行演習くらいの軽い気持ちで受けることをおすすめします。
キャリアカウンセリングに必要な事前準備
カウンセリング当日までに準備が必要なのは以下の3点です。
- Web履歴書の登録
- 職務経歴書の作成
- 事前アンケートへの回答(メールで送られてくる)
Web履歴書は氏名や住所など基本情報の入力だけなのでそれほど時間はかかりません。
ここで直面するのは職務経歴書をどうやって作るか?という問題ですよね…
dodaならレジュメビルダーを使って簡単に職務経歴書を作れます。
面談前になるべく職務経歴書の完成度を上げておくことがキャリアカウンセリングの質を上げるコツです。
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【超便利】dodaのレジュメビルダーで職務経歴書が簡単に作れる?やり方をわかりやすく解説します
転職するかどうかまだ決めてなくても大丈夫?
キャリアカウンセリングを受ける前に転職の意思を固めておく必要はあるのか?
と不安を感じる人がたくさんいますが、転職するかどうか決めていない人でもキャリアカウンセリングは受けられます。
むしろ迷っているからこそ受けるべきカウンセリングです
doda公式ページにもこのように明記されているので安心して受けましょう。
キャリアカウンセリング当日に聞かれること
キャリアカウンセリング当日は以下のことを中心に聞かれます。
- これまで携わってきた仕事や業務の内容
- なぜ今の仕事から転職したいと考えるようになったのか?
- いつ頃までに転職したいのか?
- 将来的にどのようなキャリアを希望しているのか?
- 転職先の具体的な希望条件や転職に当たっての不安
- その他保有スキルや自身の強み、アピールできる実績、海外経験など
これらの想定質問への回答をあらかじめ準備しておくと、当日緊張せずにカウンセリングを進められます。
この他にも趣味や最近の気になるニュースなど雑談を踏まえてカジュアルな雰囲気で面談できますよ
転職を成功させるにはエージェントとの相性も重要だから肩の力を抜いてなるべく素を出して会話しましょう
キャリアカウンセリング中に求人を紹介されたら?
dodaでキャリアカウンセリングを受けていると、途中でいくつか具体的な求人を紹介されるケースもあります。
実際に私も、カウンセリング終盤にいくつか非公開求人を紹介してもらいました
具体的な求人は参考にはなりますが、キャリアカウンセリングの流れで応募するかどうかを決断するのは早すぎるかもしれません。
理由は以下の3つです。
口車に乗せられている可能性がある
dodaのキャリアアドバイザーにも仕事としてのノルマが課せられています。
まだ転職する気がなかったのに、気がついたら応募を進めることになってしまった…
なんてことにならないよう、キャリアカウンセリング中に重大な決断はせず、クールダウンする時間も作りましょう。
本当に自分の希望に沿った求人か?
キャリアアドバイザーの中にも、成約したい求人に優先順位があります。
- 成功報酬の高い求人
- 関係の深い企業から依頼された求人
- 企業が採用を急いでいる求人
本当に自分の希望に沿った求人か?それともエージェントの希望に沿った求人か?
エージェントから伝えられる情報だけを頼るのでなく、企業のホームページや口コミサイトなど見て自分でも企業の情報を収集することが後悔しない転職のコツです。
他の転職活動とのバランス
転職は将来の長いキャリアを決める重要なターニングポイントです。
そんな重要な決断を1つのエージェントに頼りきってしまうのはリスクが大きすぎます
転職を成功させた人の多くは複数の転職サイトに登録しています。
dodaだけいきなり進めすぎず、他のエージェントと足並みを揃えながら転職活動を進めると最終的な選択肢を増やすことができます。
キャリアカウンセリングを断られたときの対処法
当然といえば当然ですが、全ての人がキャリアカウンセリングを受けられるわけではありません。
dodaのエージェントもプロとして、転職者の市場価値を見極めた上で対応に優先順位をつけています。
その結果、残念ながらキャリアカウンセリングを断られてしまう人も少なからずいます。
担当者をつけてもらえるかどうかは転職市場における需要の有無によってどうしても左右されます…
- 年齢が低くキャリアも浅すぎる
- 年齢が高いのにマネジメント経験がない
- 専門性が低い割りに現在の基本給が高すぎる
- 海外経験や英語力が乏しい
- プログラミングなどニーズの高い技術を有していない
これらの理由でキャリアカウンセリングを断られてしまった場合は以下のような対処をする必要があります。
市場価値を上げる努力をする
紹介できる求人がないといわれたら、それだけでショックは大きいですよね…
でも、ポジティブに考えればキャリアカウンセリングに断られたことをきっかけに現在の市場価値を知ることができたともいえます。
「希望する求人に自分のレベルが追いついていない」という事実を認めることが重要な第一歩です
- 英語を勉強してTOEICでハイスコアを取る
- 会計やエクセルのデータ集計など汎用性の高いスキルを身につける
- 海外部門など需要の高い経歴が身につく部署に異動する
- 出世してマネジメント経験を得る
出世や異動には少し時間がかかるかもしれませんが、スキルの習得は今日からでもできます。
特に英語力はこれまでの経歴と掛け合わせることで市場価値を一気に引き上げるコスパの高いスキルです。
現在のレベルに合った転職サイトに登録する
スキルアップや部署異動をしている時間的な余裕がなく、すぐにでも転職したい場合はどうしたらいいか?
その場合はdodaへのこだわりを捨てて他の転職サイト/エージェントに登録しましょう。
参考にいくつか、dodaの代わりに使える転職サイトを紹介します。
求人数 No.1 のリクルートエージェント
どうしてもエージェントを利用した転職にこだわりたい場合は先ずリクルートエージェントに登録してみましょう。
求人数は業界トップクラスで幅広い業界に精通したエージェントもいるのでdodaよりも希望の求人を見つけられる可能性が高いです。
逆に言えば、もしリクルートエージェントで断られたらエージェント以外の方法で探そうと諦めがつくきっかけにもなります。
100%面接確定オファーがもらえるミイダス
自分の市場価値っていくらなの?という原点に立ち返らせてくれるのがミイダスです。
ミイダスなら登録情報だけで転職後の想定年収を査定してくれるので求人とのミスマッチを防ぐことができます。
更に、ミイダスでもらえるオファーは100%面接確定オファーなので「オファーに応募したのに書類で落とされた」と肩透かしを食らうこともありません。
20代若手におすすめのキャリトレ
dodaの求人は年収600万円以上が70%を占めるなど、中堅~ハイキャリア向けの層が比較的厚い構成になっています。
- キャリアが浅すぎて希望の求人を紹介してもらえない…
- 職種を変えたいけど未経験だから相手にしてもらえない…
こういった不満をdodaに感じている場合は20代若手の採用に特化したキャリトレに登録すると解決するかも知れません。
キャリトレはビズリーチが運営する若手向けスカウト特化型の転職サイトだからヘッドハンティングに興味がある人にもおすすめです
dodaのキャリアカウンセリングは早めに受けましょう
- 景気が悪くなった途端にキャリアカウンセリングの電話が来なくなった…
- 放っておいたら転職の適齢期を過ぎてしまった…
- 会社の経営が傾いて急に転職する必要性が出てしまった…
ただでさえ不安定な世の中で、無料で受けられるdodaのキャリアカウンセリングを先延ばす理由はありません。
転職市場は浮き沈みが激しいからタイミングが重要なんですね
好機を逃さないためにも先にキャリアカウンセリングだけ受けておきましょう
キャリアカウンセリングさえ受けておけば、いざ会社の経営が傾いた場合でもスムーズに転職活動を開始することが出来ます。
その柔軟性こそ「求人サーチ機能」と「転職エージェント機能」を兼ね備えるdodaの最大の強みかもしれません。
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