「あなたに興味がある会社です、このオファーを是非受け取ってください!」
企業からそんなメッセージを受け取ったとき「ヘッドハンティングがきた!」なんて思いませんでしたか?
それが実はとても恥ずかしい「ぬか喜び」だと知ったときはショックですよね…
オファーが来たから応募したのに書類審査で落とされるってどういうこと…
浮かれて応募する前にちゃんと質のいいオファーかどうかを見分けないとね
そんな勘違いを防ぐためにもリクナビNEXTのオファーの見分け方と、質の高いオファーをもらうコツを解説します。
メッセージを読めば企業の真剣度を見極めることも可能です。
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リクナビNEXT|3種類のオファーとそれぞれの期待値
リクナビNEXTのオファーには大きく以下の3種類があります。
- 求人掲載企業からのオファー
- 転職エージェントからのオファー
- 転職エージェントが取り扱う求人企業からのオファー
リクナビNEXT公式ページにそれぞれのオファーの定義が明示されているので先ずはそれをチェックしましょう。
【求人掲載企業からのオファー】
掲載中の求人・説明会をお知らせする告知情報です。企業が設定した検索条件とあなたの登録した情報(お住まいの都道府県や現在または直近の職種など)が合致した場合に送られます。応募すると改めて書類選考が行われます。「気になる」すると、企業からの気になるや面接確約のお知らせが「気になるリスト」に届くかもしれません。
【転職エージェントからのオファー】
あなたが公開しているスカウトレジュメを見た転職エージェントから届く個別面談のオファーです。返信すると転職エージェントとの面談で、紹介された求人の応募に向けて詳しい説明が受けられます。また、特にユーザー満足度が高い転職エージェントは社名横に「優秀エージェント」と表記されます。
【転職エージェントが取り扱う求人企業からのオファー】
あなたが公開しているスカウトレジュメをみた企業の採用担当から届くオファーです。特典として「面接確約」が保証されているオファーは、返信すると書類選考免除で企業の面接が受けられます。
引用元:リクナビNEXT-“転職サイトの「オファー」とは(リクナビNEXTの場合)”
要約すると、以下の通りとなります。
求人掲載企業からのオファー | 転職エージェントからのオファー | 転職エージェントが取り扱う求人企業からのオファー | |
---|---|---|---|
発信元 | 企業の採用担当 | 転職エージェント | 企業の採用担当 |
目的 | 募集告知 | エージェントとの面談 | 企業の採用選考 |
レジュメ | 読まれていない | 読まれている | 読まれている |
面接に進む期待値 | 30%以下 | 50-60% | 80%以上 |
ボクがもらっていたオファーって単なる募集告知だったんだね…
企業もたくさんの人に応募してほしいから「告知情報」としてオファーをよく使うんだ
そもそも「 求人掲載企業からのオファー 」は職務経歴書すら読まれずに送られてくるので過度な期待はしないようにしましょう。
リクナビNEXTのオファーを見分ける3つのコツ
- 転職エージェントからのオファー
- 転職エージェントが取り扱う求人企業からのオファー
登録した職務経歴書を読んだ上で送られるこれらは面接までの期待値が比較的高いオファーです。
ただ残念ながら、中には以下のような魅力的とえないオファーも含まれています。
- 希望条件とマッチしていない企業からのオファー
- 求職者の希望より自分のノルマ達成を優先するエージェントからのオファー
- 労働環境がブラックで離職率が高い企業からのオファー
こういうオファーに時間をとられないためにはどうしたらいいのでしょうか?
転職では企業を選ぶ立場としてオファーの質を見極める目を養うことも重要だよ
そこでリクナビNEXTでたくさんのオファーから本当に良質なものを見分けるコツを紹介します。
スパムのような内容じゃないか?
以下のようなスパム的な特徴をもつオファーは無視で問題ありません。
- オファーメッセージの内容が名前意外全てコピペ
- 同じ企業から同じオファーが何度も届く
- 明らかに希望条件から外れている企業からのオファー
このようなオファーにいちいち目を通すのは時間の無駄です。
あまりにしつこい場合はマイページの「各種設定」から特定の企業をブロック設定することも出来ます。
レジュメを読み込んだ形跡があるか?
そもそも自分のどんなところに魅力を感じて送られたオファーなのか気になりますよね?
メッセージの中でオファーを送る理由をチェックするようにしましょう。
- 現職で○○の商品開発に携わったご経験に今日を持ちました
- 3年間のシンガポールでのご活躍をいかせるポジションのご紹介です
- その若さで達成された年間○○円の営業実績を見込んでオファーしました
このようにレジュメを読み込まないと書けない具体的な情報を含むオファーは面接への期待度が高いといえます。
面接に進む確立だけではなく希望条件とのマッチング率が高いことも期待できますね
ブラックな職場じゃないか?
たとえ有名企業からのオファーだったとしても部署によって職場がブラックということはよくあります。
そのようなブラック職場や、近年不祥事があった会社などは離職率が高く、補充のために求人している場合も…
そんな時はオファーをくれた部署で働く社員の口コミを事前にチェックしましょう。
特にワークライフバランスを重視して転職する場合はオープンワークや転職会議などの企業口コミサイトを使って残業時間や年休取得率を確認してからオファーに応じるべきです。
リクナビNEXTで優良企業からオファーをもらう方法
3種類のうちで1番もらいたいのは「転職エージェントが取り扱う求人企業からのオファー 」ですよね。
もちろんもらえたら嬉しいですけど、平凡な経歴のボクにも優良企業からオファーなんて来ますかね?
もちろん、職務経歴書をしっかり作りこみさえすれば誰にでもチャンスはありますよ
そこで、リクナビNEXTで優良企業からオファーをもらうための職務経歴書の作り方を紹介します。
職務経歴書は自身のプレゼン資料
職務経歴書は過去の事実を書くためだけの書類ではありません。
- 大学で選考した学部
- 新卒で選んだ会社/業界
- 現在保有するスキル
- 自己PR
- 将来のキャリアプラン
これらに一貫性のあるストーリーを読む人に想像させることが重要です。
自身のキャリアに対する考え方、スキル、今後の展望を反映したプレゼン資料だと思って作りこみましょう。
客観的な事実を具体的な数字を用いて書く
- ~だと思う
- ~に関心がある
- ~だと自負している
こういった主観的な表現は職務経歴書ではあまり意味を持ちません。
「担当した職務」「実行したこと」「得られた成果」といった客観的な事実を具体的な数字で示すことを心がけましょう。
具体的に書くのは「あなたを採用するメリット」を企業に納得させるためです
エージェントに添削してもらう
最終的に質の高い職務経歴書に仕上げる最も効率的な方法はなにか?
それはプロである転職エージェントに添削してもらうことです。
転職エージェント以上に職務経歴書を上手に仕上げられる人を私は知りません
他社のエージェントは少し気が引ける、という場合は同じリクルートが運営するリクルートエージェントに依頼すれば問題ありません。
リクナビNEXT | リクルートエージェント | |
---|---|---|
求人数 | 5.3万件以上 | 32万件 |
登録 | Web上で基本情報を使って登録 | エージェントとの面談を経て登録 |
サポート | Webコンテンツを除いて基本は自力で求職 | レジュメの添削、面接日程の調整、面接の練習、給与交渉等 |
転職の進め方 | 公開求人に自ら応募 | 非公開求人を含む求人から職務経歴や希望に合ったものをエージェントが提案 |
実はリクルートエージェントはリクナビNEXTより求人数も多いので、本格的に優良企業からのオファーを狙うタイミングでればリクルートエージェントは絶対に併用するべきです。
リクナビNEXTのオファーは無視しても大丈夫?
せっかく企業からオファーをもらったのはいいけど、内容を見たら希望に沿うものじゃなかった…
この場合はオファーを無視してもいいのか?それとも辞退する旨を返信した方がいいのか?
結論、リクナビNEXTでもらった企業のオファーを無視しても何の問題もありません!
実は公式ページにも対処法が明記されています。
求人掲載企業からのオファーは、お断りの連絡は不要です。オファー内容に興味がある場合のみ、応募手続きを行ってください。転職エージェントからのオファー/転職エージェントが取り扱う求人企業からのオファーは、[このオファーを辞退する]ボタンより辞退理由をお知らせください。[このオファーを辞退する]ボタンが表示されていない場合、辞退の返信は不要です。なお、辞退ボタンは送信専用のため、企業からの返信はありません。オファーに関するお問い合わせは、メッセージ欄に内容をご入力のうえ、[面接を希望する][送信する]などの赤いボタンよりご返信ください。
引用元:リクナビNEXT-“オファーを辞退したい”
企業も一度に大量のオファーを送っているので、個別の返信まで細かくはチェックしていませんよ
それよりも「本当に興味のある企業」の選考に集中することが転職活動を成功させるコツです。
オファーを受け取らなくするには?
リクナビNEXTでは設定画面から簡単にオファーの受け取りを停止することが出来ます。
また、停止設定はオファーの種類ごとに可能です。
- 通知が多すぎて面倒だから「求人掲載企業からのオファー」だけ停止しよう
- 既に複数のエージェントと面談済みだから「転職エージェントからのオファー」だけ停止しよう
- まだ情報収集の段階だから「転職エージェントが取り扱う求人企業からのオファー」だけ停止しよう
こういった使い分けをして自分に合ったオファー設定に変えていきましょう。
リクナビNEXT|3種類のオファーと期待値まとめ
おさらいすると、リクナビNEXTの3種類のオファーとそれぞれの面接に進む期待値は以下の通りです。
求人掲載企業からのオファー | 転職エージェントからのオファー | 転職エージェントが取り扱う求人企業からのオファー | |
---|---|---|---|
発信元 | 企業の採用担当 | 転職エージェント | 企業の採用担当 |
目的 | 募集告知 | 企業の紹介 | 面接 |
レジュメ | 読まれていない | 読まれている | 読まれている |
面接に進む期待値 | 30%以下 | 50-60% | 80%以上 |
3つの違いを正しく理解していれば、いざオファーを受け取っても冷静に対処できそうですね
オファーを上手に活用すれば、わざわざ求人を探す手間も省けて効率的です
ただ、オファーを待つだけでは時間を浪費してしまう危険もあります。
リクナビエージェントを併用して非公開求人への応募と平行してオファーを狙うとより効率的です。
参考記事
【期待はずれ】リクナビNEXTは使えない?特徴・強みは?メリットを活かす正しい使い方を解説します
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